中村俊輔の初オールドファーム、レンジャーズ×セルティック

第 2節ダンディーU戦で衝撃的デビュー、第 3節ファルカーク戦で初アシストと好調の中村俊輔。
2005年 8月20日第 4節セルティックは、アウェーのアイブロックス・スタディオンで宿敵レンジャーズと対戦した。

前半23分、MFトンプソンがFWノボに後方からの危険なタックルで一発退場、セルティックは10人となる。
前半34分、右クロスをレンジャーズFWプルソにうまく合わせられ、ゴール!
後半 6分、レンジャーズのMFブッフェルのゴール!
後半 9分、交代でMF中村俊輔が退く。
後半41分、セルティックのFWマロニーがPエリア内でファウルを受けPK、FWマロニー自らのPKでゴール!
後半43分、セルティックはPKを与えてしまう、レンジャーズFWノボのPKでゴール!
試合の結果は、3-1でセルティックは無念の敗戦。


オールドファーム
グラスゴーを本拠とするセルティックとレンジャーズの両チーム。
「オールドファーム・ダービー」は、セルティックがカトリック系、レンジャーズがプロテスタント系のファン基盤を持つ宗教的背景もあり、世界屈指の過熱ぶりで知られる。
また、世界最古のダービーマッチとも言われている。
同じグラスゴーを本拠地とする名門は、100年以上激闘を繰り返してきた歴史がある。

1873年、レンジャーズ創立。
1888年、セルティック創立。
1888年、セルティックとレンジャーズの初対戦。
1920年、アイブロックス・スタジアムで行われた試合では、セルティックGKジョン・トンプソンがレンジャーズFWサム・イングリッシュと激突、死亡する事故がぼっ発。
1939年、この年の試合では現在でも英国記録となっている11万8567人の観衆を集めた。
1971年、アイブロックス・スタジアムで熱狂したファンがスタンドで将棋倒しになり、66人が死亡する悲劇が起こった。
通算対戦成績はレンジャーズの144勝122敗90引き分け。


リーグ最大の注目の一戦、セルティックとレンジャーズとのグラスゴー・ダービーマッチ。
この日スタジアム内外には300人の警備隊と12人の騎馬警備隊が配置される厳戒態勢が敷かれた。
中村俊輔は、初めて伝統の「オールドファーム・ダービー」のピッチに立った。
「自分を犠牲にしてでも勝ちたい。」と決戦を前に決意を語っていた俊輔。
伝統の舞台は、大ブーイングで中村俊輔を迎えた。

試合開始序盤からレンジャーズに押される形で試合が進む。
中村は右サイドでフェイントから中央へのクロスをあげるが、相手の足に当たり失敗。
そのプレーだけで、アウエーの相手ファンからのスタンディングオベーション。
そして前半23分、MFトンプソンの一発退場・・・、セルティックプレーヤーは10人となる。
この場面がこの「オールドファームダービー」の結果を左右してしまったと言ってもいいかもしれない。
一人減ったため、攻撃で輝けるはずの中村俊輔は、厳しいマークがさらに厳しくなる。
この日中村俊輔は、セットプレーですべてキッカーを任されていた。
前半30分の左CKでは、カーブのかかったボールで攻め上がったDFバルドの頭にピンポイントで合わせたが、得点ならず。
前半34分、レンジャーズはエースのFWプルソが右足でダイレクトボレーのシュートを決める。
欧州CL準優勝時のモナコにいたクロアチア代表のFWプルソ・・・。
前半終了間際の43分、中村俊輔はゴール前からのFKを蹴ったが、わずかにゴール右にそれる。
キーパーの逆をついていたFKだったが、枠から外れる。
前半、0-1でレンジャーズの 1点リードで折り返す。

後半が始まり 6分、レンジャーズはフェイエ小野伸二とプレーしたこともあるMFブッフェルの追加点で 2-0となる。
10人でプレーするセルティック、この試合状況にストラカン監督は動く。
後半 9分、MF中村俊輔の交代・・・。
セルティックは、ボールを前に運べずロングボールを前線のFWハートソンに・・・、といった感じが多くなった。
後半41分、セルティックのFWマロニーがPエリア内でファウルを受けて、なんとか 1点を取り返す。
しかしその 2分後の後半43分、セルティックはPKを与えてしまいレンジャーズFWノボに 3点目を決められる。
そして結果 3-1で、セルティックは無念の敗戦となる・・・。

カトリック系のセルティック、プロテスタント系のレンジャーズ。
アイルランド系のセルティック、イングランド系のレンジャーズ。
貧困労働者が支持基盤のセルティック、豊かな支配層が支持基盤のレンジャーズ。
宗教・人種・階級などいろいろな対立要素を含むこのダービーでの 1戦は、レンジャーズの勝利となった。

「10人になってからは技術よりもコミュニケーションが重要と判断した。10人ではポジションを入れ替えながらやらないといけない。」と、ストラカン監督は後半 9分での中村俊輔交代を説明。


試合前にセルティックは、記者会見を開き同クラブの負債が約2000万ポンド(約40億円)に膨らんだことを明らかにした。
「売上高が最近10年で初めて落ちた。」と、クラブの幹部は述べた。
「欧州のカップ戦に参加できなかったことが経営に大きな影響を与えた。」とも語っている。
そして今回、セルティックの敗戦・・・。
中村俊輔はこの悔しさを次回にぶつけてくれるはずだ。
セルティックはこの敗戦を、2005年 11月19日のホーム戦での「オールドファーム・ダービー」で借りを返す!


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